file.00C;『 outline of cards!! 』


20070915


物語詩「cards!!」 導入


   年齢も性別も得意分野もバラバラの五十余名が、
   崩れかけのビル群を占拠していた。

   其々が「カードの一枚」を名乗る彼らの中で「番数中(ナンバーズ) 最強」と
   謳われた【スペードのA】殺害が記事と成った或る昼下がり…。
   勢力の均衡を保っていた四つのグループが、彼女の死をキッカケに動き始めた――。

 「スペードの玉座」を手に入れようと躍起になる絵札たちは、
   次代【A】として最も有力視される【スペードのK】に目を付ける。

   現在のカードを手放す気も無いのに、
   昼夜 関係なく狙われる破目と成る【スペードのK】…。
   しかし、自陣・スペードにも彼女が頼れる味方など無い。
  【Q】は、気儘な放蕩男。
  【J】は、本音の見えない優男。
   両者とも玉座に興味を示さず、しかし【K】を守る意思もナシ。

   頼みの綱とも云うべき組織の纏め役【番外(ジョーカー)】は、
   二人とも雲隠れ中で、その生死すら分からないとキタ…。

   そんな状況の中――
   手を差し伸べてきたのは【クラブのQ】の称号を持つ女。
   街中で ちょっかいを掛けてきた金髪の少年は、
   最近 姿を消したばかりの【ダイヤのJ】を名乗った。
   どちらも、【ダイヤのA】と関わりの深い人物だというのは、知らぬ者の無い事実…。
   もう一人、支援者として名乗り出たのは【ハートの7】。
   だが絵付きでは無い少女に、功労の期待も出来ない…。

   誰を信じる? 誰を出し抜く? 誰を手に掛ける?
  【スペードのK】は、その命を誰に託す?

   次代【A】は誰の手に?
   新たなトップは、次点を据え置く? それとも排除?

   狙われたのは偶然か?
   それともコレは、意図された騒乱か?

   ――真実など要らない。
   この地獄に誘導(ハメ)られた事実は消えない。
   元凶を作った人間(カード)を探すだけ。
   同じ地獄に落とすだけ。

   足場を固める為にスペード陣営を建て直し、
  【K】は、原因を作った『謎のカード』を追い詰める。



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