file.908;『羽振り』


20090716


   ――詰まり「世界は異質」だ。

   結論が出て、歓待される謂れも無くて、
   ボクは閉じ込められてしまった。

   享楽に溺れても、思い描いた素晴らしさとは違っていて…。
   空想に(フケ)っても、思い馳せた理想では無いのだと分かって…。

   世界は「同質の存在」を好む傾向にある。
   同じモノが好きなモノ同士で円卓に集まる。

   そいつ等にハブられたボクは、完全に「異質」を象徴していた。
   象徴なんて云うケド、「白いハト」からは大分 懸け離れている。

   まぁ、イィけど…。
   詰まり、異質なのは「世界」では無く「ボク」の方だった。

   だけど そんなの、どうだってイィ。
   ボクから見れば、結局「異質」なのは向こうなのだ。

   恣意(シ イ)的な解釈で「観点」を移動させたトコロで、
   現状に劇的な変化があるワケでも無し。

   詰まり「世界は異質」なのだ。



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