file.795;『ブラクラ』


20090420


   黒い王様、云いました。
  「どっかで道化(ピエロ)を雇って来い」
   白い侍従は云いました。
  「危ない橋は、渡っちゃダメです」

   黒い王様、ダダ捏ねた。
  「行ってこなけりゃ、お前クビっ!!」
   仕方が無いから、街に出る。
   溜息 吐いて、街に出る。

   広場に道化(ピエロ)は2人だけ。
  「どっちにしよう? コッチかな?」
   白い道化(ピエロ)は断った。
  「皆の喜ぶ顔が見たい」

   残った道化(ピエロ)は1人だけ。
  「不安だけれど、仕方無い…」
   黒い道化(ピエロ)は喜んだ。
  「オッケー、荷物を纏めてくるヨ」

   黒い道化(ピエロ)は云いました。
  「王様、王様、素敵な王様!
   衣装を交換しませんか?」
   入れ知恵したのは、どっかの森のイジワル魔女。
   黒い王様イタズラ好きで、あっという間に入れ替わる。

   どっちが どっちか分からない。
   ブラクラ、ブラクラ、ブラック・クラウン。

   嗚呼、カタカナって素晴らしい。
   ブラクラ、ブラクラ、ブラック・クラウン。

   LもRも、差異はナシ。
   ブラクラ、ブラクラ、ブラック・クラウン。

   道化と王様、どっちもクラウン。
   英・仏・日のコラボ劇。

   国は没落?  それとも繁栄?
   続きは無いケド、気にならない。

   コレで一つ、童話が出来た。
   泣く子も気にせず、ブラック・クラウン。



Copyright (C) 2009 8186*60 all rights Reserved.