舞台袖;『起』


index story 04;幽霊船ログブック


   私の名前は、ソットリット・ファーーフ (長音は2つ重ね)。
   白鳥ボート・チャイコフスキー28号で海に出た、勇猛果敢な男。
   これから名を揚げる予定の、自称・一流船乗りだ。

   私は出航して半日で、リバティ船級 「メタ・カラ号」 に遭遇した。
   ソレは人気(ヒトケ)も目的もナイ難破船。
   海賊の足として名を馳せた名艦の、成れの果て。

   どうして航行不能になった船が通常運航しているのか…?
   どうして私がこんな気味の悪いモノに乗り込んだのか?
   まぁ、アレだ……浸水する28号と不得手な水泳に命を預けるよりマシだろう?
   
   お前も海の男なら、そういう細かいコトには触れて呉れるな。
   コレは、そんな幽霊船に乗り込んだ航海士の草 稿 日 誌(スクラップ・ログ


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