file.1116;『カラの内側のワタシ』


20100810


        腹の底に落ちていた「地獄」が顔を出す。
        息を吹き返し、日々をループの中に閉じ込める。

        風が(ソヨ)ぐだけでも、切り傷になる。
        放たれた過去が、常に未来から怒鳴り込んでくる。

        抜け殻を残すように、この場を、この身体を、離れるコトが出来れば――


        影と歩む限り、尻尾は切れない。
        忘れるか、目を閉じるか。

        兎に角、闘ってはならない。
        その結果は悲惨極まりないと知っている。

        抜け殻を残して離脱するとしても、
        残された抜け殻の方が、自分自身だと分かるから。



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