file.710;『価値と存在と理由と意味と』


20081016


        苦しいと思うコト自体、オカシイのかもしれない。
        説明しようと思えば出来るのかもしれない。

        ハッキリした返答を望まれているのも分かる。
        それでも、確かでないコトを無理にカタチにするのか?

        粘土細工のように、砂のように脆い城を見せても、
        一瞬 目を離した隙に別の形が浮かび上がる。
        先刻 話した言葉は、嘘ではなかったケレド…
        今 感じてる気持ちからは、遠く懸け離れている。

        どうすれば「ナニゴトモナク」生きられるだろう?
        ヒトとしての義務と、ヒトとしての幸福。
        どちらも消化するコトは許されないのだろうか?
        そんな世界で、ナニゴトモナイ人生を求める私は滑稽…?

        頑張るコトは出来るのだろう。
        きっと出来るのだ。
        そう信じているヒトが居るから。
        きっと出来る。

        何処から理由は生まれるのだろう?
        此処に居ても良いと云われる理由は有るのか?

      「此処に居て良いのだ」と説得してくる誰かは、
        此の場所に自分が【居ても良い存在】だと信じている…?
        此処に居ても良いと思う、その根拠はナニ?

        此の場所はダレのモノ?
        此の惑星(ホシ)で、誰かが生きるコトを許せるのはダレ?

        理由が欲しい。
      「此処に存在して良い」理由。
        ソレが命に掛けられている保険であるなら、最上だ。

        不審も懸念も無いクセに、
        するりと受け入れられない他人の言葉。

        疑いを持つ裏返しのココロ。
        自分自身さえ、欺瞞の渦に突き落とす。

        悲しいワケでもない。
        寂しいワケでもない。
        楽しいワケでもなければ、楽に成ったワケでもない。

      「苦しいまま」が続いている。
        楽しいコトは沢山ある筈で…。
      「楽しめない」なんてコト、無いのだろう。
        それでも、何かが引っ掛かる。

        其処から溢れる感情は、どこかドス黒い。
        何に負い目を感じるのか…多分 私は知っている。

        知っている。



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