file.603;『胸中 蠢き、刹那 掻き消ゆ』


20071115


        重く、果ての無い川底で
        私たちは どのように生きれば良いのでしょう…?

        積荷を下ろすコトで、責められる世界が
        奇跡を映し出した場所なのでしょうか?

        私は迷っています。
        何を糧に生きるべきか。
        日々、継続して何事かを(ウラ)んでいるべきか。

        何も考えず、(ユル)やかに生きていきたいだけなのに。
        それさえも「怠惰」と、責め問われる苦境を、
        誰に打ち明ければ良いのでしょう?


        重く、薄暗い水底(ミナゾコ)
        私たちは どのように朽ちれば良いのでしょう…?

        罪に後ろ暗い(ママ)、せめてもの遺誡(イカイ)
        鬼籍(キセキ)を写し書いた場所に居ましょうか?

        私は迷っています。
        誰と共に朽ちるべきか。
        日々、煢独(ケイドク)心恋(ウラゴイ)しさを憂えているべきか。

        何も思わず、穏やかに朽ちていきたいだけなのに。
        それさえも「大疑(タイギ)」と、蔑まれる歌境(カキョウ)を、
        誰と分かち合えば良いのでしょう?


        私は迷っているのでしょうか?
        それとも、迷ったフリをしているだけ…?
        日々、契合(ケイゴウ)するように、民に紛れて歩くべきか。

        凡て信じて、朗らかに生きていきたいだけなのに。
        それさえも「大過(タイカ)」と、非難される義侠を、
        誰が受け入れて呉れるのでしょう?



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